英語の単複同形とは? 複数形でも「s」をつけないの?!

戸塚駅から徒歩6分の「ほのぼの英会話スクール」の講師Naokoです。

今日は「単複同形」についてお話します。

「単複同形って何?」と思った方も多いと思います。

この言葉自体は覚える必要は全くありません。

基本的に英語では、数えられる名詞が2つ以上あるときは、語尾に複数形の「s」をつけます。

しかし、中には数えられる名詞なのにこの複数形の「s」をつけない名詞があります。

その名詞を「単複同形」と呼びます。

単複同形の名詞

fish

一番有名なのは「fish:魚」でしょうか。

魚は1匹でも、2匹でも、100匹でも「fish」のまま。

I caunght 5 fish in the river today.

(私は昨日、川で5匹の魚を釣った)

ただし、魚の種類を言う時は、複数形の「fishes」があります。

ただ、魚の数を数えるときは複数形の「s」はつかないので注意してくださいね。

sheep

他には「sheep:羊」も単複同形です。

sheepの単複同形を使ったこんな早口言葉もあります。

She sold six shabby sheared sheep on ship.

(彼女は、船の上に6匹のボロボロの毛を刈られた羊を売った)

なんだかちょっと可哀そうなお話ですが…

ここでも、羊は6匹いますがsheepに複数形の「s」はついていません。

deer

deer:鹿」も単複同形の名詞です。

そして、クリスマスが近いこの季節にピッタリな英単語「reindeer:トナカイ」も単語にdeerが入っているので単複同形の名詞です。

こんな早口言葉もありますよ。

How many deer would a reindeer reign if a reindeer could reign deer?

(もしトナカイが鹿を統治することができるのなら、何匹の鹿を統治するだろうか?)

ここでも、「How many」の後は複数形の名詞がくるのですが、deerが単複同形の名詞なので、「s」がついていません。

どうして単複同形があるの?

ただでさえ、英語学習者である私たち日本人には、英語の可算名詞や不可算名詞という、分かりずらい文法があるのに、単複同形まで出来てきたら対応できないよ!

という不満が聞こえてきそうですね。

一節には、昔々狩りしていた時代に、人間の生活で身の回りに数多くいた動物や生き物が「単複同形」だと言われています。

特に群れで生活する魚や動物が多いそうです。

一々数えるのが面倒くさかったのでしょうかね。

英文法の参考書とにらめっこするだけでなく、昔の人に思いをはせながら、英単語を覚えるのも面白いかもしれません。

See you next time!