知らずに使ってる?「Personification(パーソニフィケーション)」について

戸塚駅から徒歩6分の「ほのぼの英会話スクール」の講師Naokoです。

今日は「Personification(パーソニフィケーション)」についてお話ししたいと思います。

実は知らず知らずのうちに使っているかもしれませんよ。

このPersonificationを知れば、表現が増えて英語学習が益々楽しくなります。

Personification(パーソニフィケーション)とは?

そもそも始めてこの言葉を耳にするという方もいるかもしれません。

Personification(パーソニフィケーション)とは、擬人化のこと。

擬人化とは、人でない動物や物を人間に擬して表現する技法です。

よく物語や詩、またアニメのキャラクターなどでも目にする機会があると思います。

そして、そうした物語だけでなく、英語表現としてもPersonification(パーソニフィケーション)があります。

英語のPersonificationにはどんなものがあるの?

では、英語ではどんな表現があるのか一緒に見てみましょう。

•something is calling one’s name

直訳すると「~の名前を呼んでいる」ということになります。

欲しいものがある時に、あたかもその物自体が自分の名前を呼んで招いているというように使います。

That bag is calling my name.

The chocolate is calling my name.

欲しいものがある時のエクスキューズにも使えますね。

•something is angry at someone

「angry at ~」で「~に怒っている」ということ。

つまり、まるで怒っているかのように言うことを聞いてくれないので格闘している、もしくはちゃんと機能しないので苦労しているというような時に使います。

My computer is angry at me.

パソコンがうまく動かないときは、こう言ってみましょう。

・something is acting up

「act up」で「暴れる」という意味になります。

My showerhead is acting up.

つまり、暴れているかのように、ちゃんと機能していないということが言えます。

・Something is walking out the door

「walk out the door」で「ドアを出ていく」ということ。

He did not realize that his last chance was walking out the door.

「最後のチャンスがドアを出て行ったことに彼は気づかなかった」という意味になります。

つまりはチャンスをつかみ損ねた、もしくは見過ごしたことになります。

・ran away

「run away」は「逃げる」という意味。

もちろん、物が自分からどこかへ逃げ出すことはないですが(笑)、物のせいにして失くしたの言い訳をする表現ですね。

My phone ran away. Where is it?

うちではよく、食べ物が口からこぼれると「食べられるのが嫌で逃げちゃった」と言います。

まさしく英語でも同じ表現があり、驚きました。

知らない間にPersonificationを使ってる??

実は有名な英語のことわざで、こんなものがあります。

Time flies.

日本語のことわざに当てはめると「光陰矢の如し」、つまり「時間が経つのは早いよね」という意味になります。

あっという間に時間が過ぎてしまった時などによく使います。

でも、実はこのことわざもPersonification(パーソニフィケーション)になります。

「時間が飛ぶ」ってよく考えたら変ですよね。

つまり擬人化した表現になっています。

擬人化表現を使うことで、言いたいことを強調したら際立たせたりする効果があります。

自分でも擬人化表現を作ってみても面白いですね。

See you next time!