英会話講師になったキッカケ②ホームステイ in Texas

戸塚駅から徒歩6分の「ほのぼの英会話スクール」の講師Naokoです。

前回に続き、今日も英会話講師になるまでの「英語との出会い編」をお話します。

人生初めてのホームステイ

父の友達のテキサスのご自宅に、春休みを使って3週間滞在させていただきました。

始めは本当に大変でした。

まず腹痛が治まらず、体調が悪かったこと。

どうしても我慢できず、日本で入っておいた旅行用医療保険を使って、次の朝には事情を話して病院に連れて行ってもらおうと決意して床につきました。

ところが、次の朝目覚めてみると、すっかり治っていたのです!

どういうこと?

おそらく、心因性の腹痛だったのでしょう。

初めての海外旅行でド緊張&疲れで体調不良になったものの、旅行用の医療保険の用紙に記入したら安心したのかもしれません。

父の友達は作業療法士としてお仕事が平日昼間にあるため、私は滞在中、多くの時間を彼女のご主人であるアメリカ人と過ごすことになりました。

しかし、問題は私は片言の英語しか話せず、彼は全く日本語が話せないこと。

(海軍として日本に来たことがあるためか、変な日本語は知っていましたが…「ベッピンさん」とか)

二人で辞書を片手に、そしてジェスチャーも交えながら、どうにかコミュニケーションを図っていました。

今思うと話がちゃんと通じていたか怪しかったのですが、その時の経験が本当に楽しく、忘れられない思い出になりました。

普通の旅行では経験出来ないことが出来るのがホームステイの醍醐味だと思います。

私の場合は、奥様が日本人なので、一般的なアメリカ人の家庭とはちょっと違っていたかもしれませんが。

なにせ、彼はみそ汁の中におせんべいを砕いて入れて食べるような人だったので(笑)

1ヶ月近く一緒に暮らしたことで、彼も私を本当に娘のようにかわいがってくれました。

この体験から、日本に帰国後、ある決意をします。

それは「彼とちゃんと英語で話がしたいから、英語を勉強しよう!」というもの。

私は大学では教育学部だったのですが、聴講生として英会話の授業も取るとこにしました。

聴講生なので単位は取れないのですが、それでも受講しました。

その時に出会った外国人の英語の先生にも大変お世話になりました。

人生の分岐点

今思い返すと、この時の経験が私にとってまさに人生に大きくかかわる分岐点でした。

この体験がなければ、おそらく英語に関わる仕事をすることはなかったと思います。

また、主人と出会うことも、ましてや結婚することもなかったと思うので、今とは全く違った人生を送っていたかもしれません。

その時は夢中でしたいことに向かって取り組んでいるため、気づきませんが、振り返ってみると、その時に大きな人生の転換を迎えていたんだなぁと思うことは多いですね。

それだけ私も年を取ったということにもなるかな?!

モチベーションの大切さ

英語に限らず語学を始める場合は、やはりモチベーションになる何かがあった方が続けやすいです。

語学習得はどうしても時間がかかるため、モチベーションを維持するのがとても大変です。

多くの方が途中で学習を辞めてしまう理由の1つが「モチベーションが続かなかった」というもの。

そうならないためにも、「英語が出来るようになって○○がしたい!」という明確なビジョンがあると良いですね。

残念ながら、数年前に彼は病気のため亡くなってしまいました。

彼と永遠に英語で話せなくなってしまったのは、とっても寂しいです。

でも、今でも私の英語への原動力は彼と過ごした思い出です。

そしてアメリカの南部訛りの英語を聞くと、とっても懐かしく感じます。

大学を卒業した後は、どうしてもアメリカに行きたかったので、一番安い方法で渡米することにしました。

その時の詳しい話は、また次回にお伝えしますね。

See you next time!